
結婚相談所で真剣交際に入り、プロポーズや成婚退会が見えてくる。
とても嬉しい時期ですが、この頃から一気に現実的になってくるのがお金の話です。
婚約指輪はいくらくらいにするのか。
結婚指輪は?
両家の顔合わせは?
結婚式をするのか、フォトウェディングにするのか。
新婚旅行はどこへ行くのか。
新居はどうするのか。
家具や家電は何を買い替えるのか。
そして、結婚した後のお金をどう管理するのか。
一つひとつは数万円、数十万円でも、成婚退会後の短期間に重なると、かなり大きな金額になります。

「成婚料は準備しています」という方は多いのですが、実際には成婚退会してからも、まとまったお金が必要になりますよね。
そうですね。しかも、お金の話は少し気まずくて後回しにしやすいです。だからこそ、成婚退会する前にある程度は話しておきたいですね。
私たちはmarriage proは新宿で、20代・30代を中心に婚活をサポートしています。
結婚相談所の真剣交際では、好きという気持ちを確認するだけではなく、結婚費用や貯蓄、住まい、結婚後の家計まで少しずつ具体的にしていくことも大切です。
今回は、実際に成婚していく会員さんを見てきた経験も交えながら、
「結婚すると、実際いくらくらいかかるのか」
「お金の話は、いつ、どこまですればいいのか」
「結婚費用は折半がいいのか」
「結婚後の財布はどうしたらいいのか」
までお話しします。
目次
成婚退会後、どんなお金が必要になる?
まずは、結婚前後にどんなお金が動くのかを見てみましょう。
首都圏の「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」では、食事を含めた両家の顔合わせが平均10.2万円、婚約指輪が平均43.2万円、結婚指輪が二人分で平均31.6万円でした。
https://souken.zexy.net/data/trend2024/XY_MT24_report_06shutoken.pdf?utm_source=chatgpt.com
新婚旅行については、お土産代を除く二人分の旅行費用が、首都圏で平均64.6万円です。
https://souken.zexy.net/data/trend2024/XY_MT24_report_06shutoken.pdf?utm_source=chatgpt.com
フォトウェディング・前撮りは、実際に撮影したカップルの全国平均が約26万円。掲載プランベースでは、スタジオ撮影が約11万円、ロケーション撮影が約15.9万円とされています。
https://www.photorait.net/special/412?utm_source=chatgpt.com
さらに、新生活では家具や家電も必要です。
リクルートの「新婚生活実態調査2023」では、支出した人・支出予定の人の購入平均額は、インテリア・家具24.4万円、家電製品28.8万円でした。
https://souken.zexy.net/data/trend2024/XY_MT24_report_06shutoken.pdf?utm_source=chatgpt.com
代表的な費用を整理すると、次のようになります。
| 項目 | 平均・目安 |
|---|---|
| 両家顔合わせ | 10.2万円 |
| 婚約指輪 | 43.2万円 |
| 結婚指輪(二人分) | 31.6万円 |
| フォトウェディング・前撮り | 約26万円 |
| 新婚旅行(二人分・お土産代除く) | 64.6万円 |
| インテリア・家具 | 24.4万円 |
| 家電 | 28.8万円 |
| 新居・引越し | 条件によって大きく変動 |
| 成婚料 | 各結婚相談所によって異なる |
こうやって並べると、「思っていたよりかかる」と感じる方も多いと思います。
結婚式をしない二人でも、指輪、新婚旅行、新居、家具家電と考えると、それなりの金額になりますよね。
結婚式をしなくても、200万円以上動くことがある
先ほど紹介した平均額のうち、新居の契約費用などを除いて、一度計算してみます。
婚約指輪43.2万円。
結婚指輪31.6万円。
両家顔合わせ10.2万円。
フォトウェディング26万円。
新婚旅行64.6万円。
家具24.4万円。
家電28.8万円。
合計すると、約228.8万円です。
しかも、ここには新居の契約費用、引越し費用、成婚料などは含まれていません。
ただし、
「結婚するなら229万円必要」という意味ではありません。
複数の調査から、それぞれ支出した人などの平均額を組み合わせた参考例です。
婚約指輪を買わない二人もいます。
フォトウェディングをしない二人もいます。
新婚旅行を国内にすることもできます。
今使っている家具家電を持ち寄れば、購入費も減らせます。
大切なのは、
「世間ではいくら使っているのか」ではなく、『私たちは何をするのか』
を決めることです。

私たちは「お金の話をする時期」を分けています
では、お金の話はいつすればいいのでしょうか。
私たちは基本的に、具体的なお金のすり合わせは真剣交際に入ってから進めてもらうことが多いです。
仮交際の最初から「貯蓄はいくらですか?」「ボーナスはいくらですか?」と聞くのは、やっぱり早いですよね。
まだ結婚するか分からない相手に、自分の資産や収入を細かく話すことに抵抗がある方も当然います。
ただし、何でも真剣交際になってから話せばいいわけではありません。
真剣交際前に開示してほしいこと
私たちでは、借金、奨学金、住宅ローン、その他のローンなど、結婚後も返済が続くものについては、真剣交際前に開示してもらうよう会員さんへ伝えています。
また、貯蓄がほとんどない場合も同様です。
真剣交際へ進んだ後になって、
「実は大きな借入があります」
「実はほとんど貯蓄がありません」
と初めて分かると、お相手の結婚判断にも影響します。
もちろん、ローンがあること自体を問題にしているわけではありません。
奨学金とカードローンでは意味が違います。
住宅ローンと消費者金融からの借入も同じではありません。
大切なのは、何のための借入なのか。
残額はどのくらいなのか。
毎月いくら返済しているのか。
そして何より、結婚を考えるうえで大切な情報を、後から初めて知る状態にしないことです。
真剣交際に入ったら「二人の生活のお金」を話す
真剣交際に入ったら、もう一段具体的にしていきます。
現在の貯蓄。
月々の収入。
ボーナス。
毎月の固定費。
結婚するときに使えるお金。
新居にどのくらいの家賃をかけられるのか。
結婚後、毎月どのくらい貯蓄していきたいのか。
こうした内容です。
婚活ではプロフィールに年収が載っているので、「この年収ならこれくらい貯蓄しているだろう」と思ってしまうこともありますよね。
でも、年収と貯蓄額は必ずしも比例しません。収入が高くても支出が多い方もいますし、反対に年収が特別高くなくても堅実に貯めている方もいます。
一人暮らしなのか、実家暮らしなのか。
奨学金を返してきたのか。
資格取得や勉強にお金を使ってきたのか。
投資に回しているのか。
人によって背景は違います。
だから私たちは、
「貯蓄が○万円以上なら安心」
という一つの数字だけでは見ません。
今いくらあるのかだけではなく、
「なぜその金額なのか」
「普段どんなお金の使い方をしているのか」
「これからどうしていきたいのか」
まで見ることが大切だと考えています。
真剣交際ではFP相談も活用しています
とはいえ、お金の話は二人だけでは難しいものです。
「貯蓄はいくら?」
「毎月の給料はいくら?」
「ボーナスはいくら?」
聞く側も気を使いますし、聞かれる側も話しにくいことがあります。
そこで私たち婚活サロンmarriage proでは、真剣交際に入ったらFP相談を活用してもらうことを基本にしています。
第三者を交えながら、収入、貯蓄、ボーナス、住居費などを数字にして整理します。

二人だけで聞き合うと、「相手の貯金をチェックしている」みたいになってしまうことがありますよね。
FPさんを交えて二人の生活費や住居費を考える形なら、「二人の将来を考えるための話」にしやすいと思います。
たとえば、
今の二人の収入なら、どのくらいの家賃が無理のない範囲なのか。
結婚費用にどのくらい使えるのか。
使ったあとに、どのくらい手元に残るのか。
今後、毎月どのくらい貯蓄していくのか。
こうしたことを一緒に整理します。
FP相談の目的は、相手の資産を調査することではありません。
結婚後の二人の生活を、数字でも一度見てみること。
それが目的です。
「欲しい」と「払える」は分けて考える
結婚準備で難しくなりやすいのが、理想と現在のお金の状況が合っていないケースです
たとえば、ほとんど貯蓄がないけれど、高額な婚約指輪がほしい。
収入に対してかなり高い家賃のマンションに住みたい、というケースもありますよね。
もちろん、高い指輪を選ぶことも、良い家に住むことも悪いことではありません。
二人が納得していて、その後の生活にも無理がないのであれば問題ありません。
ただ、結婚では一つのものだけにお金を使うわけではありません。
婚約指輪。
結婚指輪。
両家顔合わせ。
新居。
引越し。
家具家電。
新婚旅行。
成婚料。
そして、その後には毎月の生活があります。

だからこそ、
「今買えるか」だけではなく、『買ったあとにいくら残るか』
まで考えてほしいです。
同じ50万円でも、貯蓄100万円から50万円を使うのと、貯蓄1,000万円から50万円を使うのでは負担が違います。
結婚費用は、一つずつではなく全体で見ることが大切です。
家具家電は、実際に何を買う人が多い?
私たちの成婚会員さんを見ていると、家具ではダイニングテーブルやベッドを購入するケースがあります。
家電では、冷蔵庫や洗濯機を新しくする方が比較的多いです。
一人暮らし用の冷蔵庫では、二人分の食材を入れるには小さい。
洗濯機の容量が足りない。
新居に合わせてベッドを買いたい。
今使っている家具が新居の間取りに合わない。
こうしたことがあります。
ただ、家具家電は費用を調整しやすい部分でもあります。
今使っているものを持ち寄る。
まだ使えるものは買い替えない。
リユース品を選ぶ。
暮らし始めてから、本当に必要になったものを買う。
実際に、費用を抑えるためにリユース品を選ぶケースもあります。
結婚したその日に、家具家電を全部新品でそろえる必要はありません。
どこにはお金をかけたいのか。
何なら今あるものを使えるのか。
二人で優先順位を決めることが大切です。

結婚費用も生活費も「50:50」が正解とは限らない
結婚費用について、
「50:50で折半すれば公平ですよね?」
という話になることがあります。
もちろん、二人が納得しているのであれば折半で問題ありません。
ただ、二人の収入が大きく違えば、同じ50万円でも負担感は違います。
100万円必要なら、50万円ずつ負担する方法もあります。
60万円と40万円にする方法もあります。
一方が新居関係を負担し、もう一方が家具家電を負担する方法もあります。
数字としてきれいに半分になっていることより、二人が納得していることの方が大切ですよね。
「普通は男性が多く払う」「共働きなら当然折半」と、自分の普通を前提にするとズレやすいですね。
「共働き希望」なのに家事は手伝う?
そして、結婚後も状況は変わります。
妊娠。
出産。
育休。
時短勤務。
転職。
病気。
どちらかの収入が減ることもあります。
そんな時まで、
「最初に半分と決めたから」
と続ける必要はありません。
「今の二人ならどうする?」
と、その都度話し直せることの方が大切です。
成婚退会後に意外と多い「財布どうする?」問題
実は、成婚退会後に私たちが相談を受ける内容の中でも、結婚後のお金の管理はかなり多いテーマの一つです。
結婚前は、指輪や新婚旅行、新居などの大きな支払いに目が向きます。
でも、一緒に住み始めたら毎月の家計管理が始まります。
一緒に住み始めてから、「そういえば生活費ってどうする?」となるケースもありますよね。
今まで別々の財布で生活してきた二人なので、管理方法が違うのは当然です。だから、結婚前に少し話しておくだけでも違いますね。
家計用の口座に、それぞれ毎月決めた金額を入れる。
収入差に合わせて、入れる金額の割合を変える。
家賃や食費など、共同生活に必要なお金だけ共有し、残りはそれぞれで管理する。
いろいろな方法があります。
どれが一番いいということではありません。
大事なのは、
「結婚したら、うちはどうする?」
を話しておくことです。
生活費だけではなく「夫婦の貯蓄」も考える
もう一つ、抜けやすいのが結婚後の貯蓄です。
毎月二人でいくら貯めるのか。
何のために貯めるのか。
住宅購入。
出産。
教育費。
車。
旅行。
老後。
結婚生活が始まれば、二人で考える大きな支出も増えていきます。
家計用のお金とは別に、夫婦の貯蓄用として一定額を積み立てる方法もあります。
それぞれの名義で貯蓄しても構いません。
ただ、
「相手が貯めていると思っていた」
「二人とも貯めているつもりだったけれど、実はほとんど増えていなかった」
という状態は避けたいところです。
誰の口座で管理するか以上に、
夫婦として毎月どのくらい貯めていくのか
を共有しておくことが大切です。
真剣交際のお金の話、どう切り出す?
「話した方がいいのは分かるけれど、どう切り出せばいいですか?」
という相談もあります。
いきなり、
「貯蓄いくらある?」
から始める必要はありません。
新居の話をしている時なら、
「家賃って、二人でどのくらいまでなら無理がないかな?」
新婚旅行の話なら、
「行きたいところも考えたいけど、結婚全体でどのくらい使うかも一度整理したいね」
という入り方でもいいと思います。
そして、自分から先に、
「私は今このくらい貯蓄があって、結婚にはこのくらいまでなら使えると思っている」
と伝えてみる。
相手だけに開示を求めるのではなく、自分からも話す。
これだけでも話しやすくなります。
また、お金の話を一度のデートですべて終わらせる必要もありません。
今日は住まい。
次は指輪や結婚式。
今度はFPさんと家計を整理する。
そのくらいで十分です。
真剣交際は、確認項目を一気に消化する期間ではありません。
二人で結婚後の生活を少しずつ具体的にしていく期間だと私たちは考えています。
成婚退会前に最低限ここまで確認したい
成婚退会が見えてきたら、私たちは少なくとも次の内容は二人で共有してほしいと考えています。
- お互いのおおよその貯蓄
- 借金・奨学金・ローンなどの返済
- 月々の収入やボーナス
- 結婚するときに使える予算
- 婚約指輪・結婚指輪
- 両家顔合わせ
- 結婚式やフォトウェディング
- 新婚旅行
- 新居のエリアと家賃
- 持ち寄る家具家電、新しく買う家具家電
- 結婚後の生活費の管理方法
- 結婚後の貯蓄方法
全部の答えを確定させる必要はありません。
たとえば新居の住所まで決まっていなくても、
「家賃はこのくらいまで」
「このエリアを中心に探そう」
まで話せていれば十分なこともあります。
大切なのは、
成婚退会してから初めて、お互いの考えを知る状態にしないことです。
確認不足のまま成婚退会しない
IBJでは、お見合い後の交際期間はお見合い日から3ヵ月間がルールとされ、事情によって延長を希望する場合は担当カウンセラーへ相談する仕組みです。また、交際期間中の旅行、婚前交渉、金銭の授受・貸借などについてもルールがあります。
限られた期間の中で、
好きという気持ち。
家族。
住まい。
仕事。
子ども。
お金。
さまざまなことを確認していきます。
私たちが避けたいのは、「プロポーズもされたし、あとは何とかなる」で成婚退会してしまうことです。
成婚退会したあとから二人の生活が始まりますからね。その先の方がずっと長いです。
退会してから、
「そんなローンがあるとは知らなかった」
「結婚式にかけたい金額が全然違った」
「想定していた家賃が違った」
「生活費の管理方法を、お互い違うイメージで考えていた」
と分かれば、大きなズレになります。

だからこそ、成婚退会前に話す。
分からなければ相談する。
二人だけでは話しにくければ、FPなど第三者にも入ってもらう。
こうしたことができるのも、結婚相談所で婚活するメリットの一つです。
お金の価値観は「同じ」より『話せる』が大切
婚活をしていると、
「金銭感覚が合う人がいいです」
という希望をよく聞きます。
もちろん大切です。
ただ、すべてが同じ人を探す必要はありません。
一人は旅行にお金を使いたい。
もう一人は家にお金をかけたい。
一人は現金を多めに残したい。
もう一人は投資にも回したい。
違っていてもいいと思います。
重要なのは、違った時に話し合えるかどうか。
「私はこうしたいけど、どう思う?」
「そこにお金を使うなら、こっちは少し抑えようか」
「今はこのくらいの家賃にして、数年後にまた考えよう」
そんな会話ができることです。

結婚生活では、正解のないお金の選択がこれから何度も出てきます。
だから私たちは、
「貯蓄が○万円ある人なら安心」
だけで相手を見るより、
お金について二人で現実的に話せる相手なのか
を大切にしてほしいと思っています。
成婚退会前に、お金の話ができる二人になっておく
婚約指輪をどうするか。
どこに住むか。
家具家電をどこまで買うか。
新婚旅行にいくら使うか。
毎月の生活費をどう管理するか。
夫婦としていくら貯めていくか。
意見が全部同じである必要はありません。
大切なのは、違った時に、
「じゃあ、私たち二人はどうする?」
と話せることです。
私たちは、成婚退会をゴールだとは考えていません。
その先には、二人の生活があります。
だからこそ真剣交際では、好きという気持ちだけではなく、お金、住まい、仕事、家族など、少し話しにくいことも一つずつ確認してもらっています。
「こんなことまで聞いていいのかな」
「お金の話をしたいけれど、切り出し方が分からない」
「相手との金銭感覚の違いが少し気になる」
そんな時に、二人だけで抱えなくていいのも結婚相談所で婚活するメリットの一つです。
成婚退会したあとに「知らなかった」が出てこないように。
私たちは、その先の結婚生活まで見据えてサポートしています。







