婚活コラム

「共働き希望」なのに家事は手伝う?

婚活で、

「結婚後も妻には働いてほしいです」

という男性は珍しくありません。

私たちは、共働き希望そのものに問題があるとは思っていません。

20代・30代でこれから結婚し、住宅購入や子育てまで考えるのであれば、夫婦で働くことを前提に将来を考えるのは自然なことです。

ただし、女性が引っかかるのはその先です。

「共働き希望です。子どもも欲しいです。生活費は折半がいいです。家事はできる範囲で手伝います」
この言葉、一つずつなら特別おかしくありません。
でも、全部並べると気になるんですよね。

そうなんです。
「じゃあ妊娠・出産したら?」
「子どもが熱を出したら?」
「時短勤務になって収入が下がったら?」
「平日の保育園対応は?」

そこまで考えているのかな、と。

女性が警戒しているのは、共働きそのものではありません。

仕事は二人。家事・育児の責任は一人。

そんな結婚になることです。

新宿で20代・30代専門の結婚相談所を運営している婚活サロンmarriage proでも、結婚後の働き方や家事・育児については重要な確認ポイントの一つです。

今回は「共働き希望の男性はやめたほうがいい」という話ではありません。

むしろ逆です。

婚活で見るべきなのは、

「共働きを希望しているか」ではなく、共働きになった先の生活まで一緒に考えられる人なのか。

ここです。

女性が怖いのは「共働き」ではなく「共働きワンオペ」

仕事を続けたい女性はたくさんいますよね。
だから、
「共働き希望と言われたから嫌だった」
という単純な話ではありません。

そうですね。

むしろ女性自身も、
「結婚後も仕事を続けたい」
「今のキャリアを大事にしたい」

と思っている方は多いです。
それでも不安になるのは、結婚後の負担が見えないからです。

夫婦二人だけなら、
「料理は交代」
「掃除は土曜日」
「生活費は半分」
でも回るかもしれません。
ところが子どもが生まれると、生活は予定通りにいかなくなります。
保育園へ送り出そうとした朝に熱を出す。
仕事中に園から連絡が入る。
病院へ連れていく。
翌日も熱が下がらない。
今週は妻が休んだから、来週は夫。
そんなきれいな順番になるとも限りません。

そこで毎回、
「今日はどうする?」
を女性から言い出さないと動かない。

女性が会社へ連絡してから、
「何か手伝えることある?」
と言われる。
これが何度も続いたら、かなりしんどいと思います。

だから問題は家事の量だけではないんです。
家庭で問題が起きたとき、最初に考える人がいつも同じ。
ここが積み重なると苦しくなります。

データでも、家事・育児の負担差はまだ大きい

これは女性の「考えすぎ」だけで片づけられる話でもありません。

総務省統計局「令和3年社会生活基本調査」では、6歳未満の子どもがいる夫婦について、1日あたりの家事関連時間は、

夫:1時間54分

妻:7時間28分

でした。

「家事関連時間」には、家事だけでなく育児・介護看護・買い物も含まれています。

夫の家事関連時間は以前より増えています。

男性側も確実に変化しています。

それでも、夫婦の負担時間にはまだ大きな差があります。

出典:総務省統計局「令和3年社会生活基本調査」

一方で、
「男性はどうせ育児しない」
と決めつけるのも違いますよね。

そこも大切です!
厚生労働省の令和7年度雇用均等基本調査では、男性の育児休業取得率は50.9%まで上昇しています。
男性が育児に関わろうとする意識や環境は、以前より変わってきています。
出典:厚生労働省「令和7年度雇用均等基本調査」

だからこの記事も、

「男性は育児をしない」

という男女対立の話にはしたくありません。

見るべきなのは性別ではなく、

目の前の相手が、どこまで自分の生活として考えているか。

です。

「家事は手伝う」に違和感を持たれる理由

男性には知っておいてほしいのですが、
「家事はもちろん手伝います」
と言っただけで、女性から少し警戒されることがあります。

「手伝う」という言葉自体が絶対NGというわけではありません。
悪気なく使っている人もいます。

ただ、
「家事の担当者は妻」
「自分はそのサポート」

という前提にも聞こえるんですよね。

会社で考えると分かりやすいと思います。

二人で経営している会社なのに、一人が、
「会社のことは言ってくれれば手伝いますよ」
と言っていたら、
「あなたも経営者ですよね?」
となります。
家庭も似ています。

結婚後に必要なのは、

「指示された家事をこなす能力」

だけではありません。

洗剤がなくなりそうなら買う。

冷蔵庫の食材を見て夕飯を考える。

子どもの着替えが少なくなっていれば洗濯する。

翌日の予定を見て準備する。

誰かから指示される前に、

生活を見て、自分で考えて動くこと。

こちらのほうが重要です。

育児で大変なのは、見えている作業だけではない

「育児はやります」という男性に聞くと、
「オムツを替えます」
「お風呂に入れます」

と答えることがあります。
もちろん、それも大事ですよね。

もちろん大事です。
でも、育児はそれだけではありません!

予防接種はいつなのか。
保育園の提出物は何日までなのか。
着替えは足りているのか。
靴のサイズは合っているのか。
病院へ連れていく必要はあるのか。
薬は何時に飲ませるのか。
明日の朝、熱が下がらなかったら誰が休むのか。

そこまで含めて生活です。

目の前の作業をするだけではなく、

「次に何が必要になるか」を考える仕事

があります。

婚活で確認したいのは、料理が得意か、洗濯が得意かだけではありません。

今できなくても、結婚後に覚えることはできます。

それより大切なのは、

分からないことを自分でも調べる人なのか。

相手に全部管理してもらわないと動けない人なのか。

この差です。

婚活では「家事能力」より生活の解像度を見る

そう考えると、
「一人暮らし経験があるから安心」
とも限らないですね。

その通りです。
一人暮らしが長くても、自分一人の生活しか考えていない人もいます。

逆に実家暮らしでも、
「結婚したら二人でやるもの」
と考え、必要なことを学ぼうとする人もいます。
だから肩書きだけで判断するのは早いです。

たとえば、

子どもが発熱して保育園から連絡が来た。

妻も夫も仕事がある。

そこで、

「妻のほうが迎えに行きやすいでしょ」

だけで話が終わる人。

一方で、

「今日は自分のほうが抜けられるかな」

「明日はどうする?」

「お互い無理なら親や病児保育も考えようか」

と考えられる人。

育児経験がない以上、完璧な答えなんて必要ありません。

大事なのは、

最初から自分を選択肢の外に置いていないこと。

です。

生活費50:50なら「平等」とは限らない

共働き婚活でもう一つ話題になりやすいのがお金です。

「共働きなら生活費は完全折半にしたい」
という考え自体は、それぞれの価値観ですよね。

そうです。
二人が納得しているなら、折半でもいいと思います。

ただし、
50:50=必ず平等
ではありません。

たとえば結婚当初は同じくらいの収入だったとしても、妊娠・出産があれば状況は変わります。
育休を取る。
時短勤務になる。
残業が減る。
働き方を変える。
そこで収入が減っても、
「でも最初に半分って決めたよね」
では苦しくなる可能性があります。

しかも、
生活費は半分。
妊娠・出産は女性。
時短勤務も女性。
保育園対応も女性。
家事も女性が多め。
これなら生活費だけ50:50でも、負担全体は50:50ではありません。

だから私たちは、
「男性が多く払うべき」
とも、
「完全折半すべき」
とも考えていません。

夫婦によって違って当然です。

見るべきなのは、
状況が変わったときに、二人でルールを変えられるか。
です。
結婚生活は、最初と同じ条件が何十年も続くわけではありません。

共働き希望の男性を見極める5つの質問

では婚活中、どんなところを確認すればいいのでしょうか。

「家事できますか?」

「育児してくれますか?」

だけでは、

「もちろんやります」

で終わってしまいます。

関係が深まってきたら、もう少し具体的な場面で話してみることをおすすめします。

① 子どもが急に熱を出したら?

「子どもが急に熱を出して保育園から連絡が来たら、二人とも仕事がある場合どうしようか?」

正解を求める質問ではありません。

「自分も対応する側」という発想が自然に出てくるかを見ます。

② 二人とも仕事が忙しかったら?

「二人とも仕事が忙しい時期だったら、家事はどうする?」

気合いで乗り切るだけなのか。

家電・冷凍食品・ミールキット・家事代行など、負担を減らす発想もできるのか。

生活に対する考え方が見えます。

③ 育休は取れそう?

「育休って職場で取れそう?」

何か月取れるのかを詰める質問ではありません。

自分の会社の制度や働き方を、本人がどの程度考えたことがあるのかを見る質問です。

④ 収入が変わったら家計は?

「産休や育休で収入が変わったら、家計はどうする?」

今の収入だけを前提にしているのか。

状況に合わせて家計を変更する考えがあるのか。

ここも大切です。

⑤ お金を使って家事を楽にするのはあり?

「家事や育児が大変になったら、お金を使って楽にするのはあり?」

食洗機。

ドラム式洗濯乾燥機。

ロボット掃除機。

ネットスーパー。

家事代行。

こうしたものへの価値観も、結婚生活では意外と重要です。

模範解答を言える男性を探す必要はありません

ここで気をつけたいのが、
「育休は何か月取得する予定ですか?」
「病児保育は調べていますか?」

と、知識テストみたいにしないことですよね。

本当にそうです。
まだ結婚も子育ても経験していない20代・30代です。
分からないことがあって当然です。
むしろ、
「そこまで考えたことなかった」
と言われても、それだけでは悪いとは思いません。

そのあとに、
「確かに。それならどうするのがいいんだろう」
「調べてみようか」

と話が続くのであれば十分です。

逆に、

いくら立派なことを言っていても、

「普通は女性が休むでしょ」

「家事は言ってくれればやるよ」

「育休中でも生活費は同額でしょ」

「自分の仕事は休めないから」

と最初から結論が固定されていて、相手の事情を入れる余地がない。

こちらのほうが気になります。

婚活で探したいのは、

最初から100点の答えを持っている人ではありません。

二人で答えを作れる人です。

本当に見るべきなのは「意見が違ったとき」

結婚観の話って、意見が一致することばかりではありませんよね。

むしろ全部一致するほうが珍しいと思います。

お金。
仕事。
住む場所。
家事。
子ども。
休日。
親との付き合い。
名字。
どこかでは違いが出ます。

だから私は、結婚相手選びでは、
「意見が合う人か」だけでなく、「意見が違ったときに話せる人か」
をかなり大事にしています。

「俺はこうだから」

「普通はこうでしょ」

で終わる人なのか。

「そう考える理由を聞いてもいい?」

「二人ならどうするのがいいかな?」

と話せる人なのか。

この差は結婚後、とても大きいです。

子育ては特に予定外の連続です。

結婚前にすべて決めても、その通りにはならない可能性があります。

だから必要なのは完璧な家事分担表ではありません。

予定が崩れたときに、一緒に作り直せる関係です。

marriage proでは「好き」の先まで確認します

婚活では、早い段階から結婚条件を確認しすぎると面接のようになってしまいます。

一方で、

「好きだから何とかなる」

だけで真剣交際や成婚へ進むのもおすすめしていません。

初回デートから、
「育休は?」
「生活費は?」
「保育園のお迎えは?」

と聞かれたら、さすがに距離を感じますよね。

そうなんです。
順番があります。
私たちmarriage proは、仮交際1〜3回程度までは、現在の生活や仕事、これまでの経験などを知りながら関係を作ることを重視しています。

そして4回目以降を一つの目安として、少しずつ結婚後の価値観を確認していきます。
さらに真剣交際では、
家計。
貯蓄。
働き方。
入籍時期。
名字。
新居。
親への紹介。
子ども。
休日。
転勤。
保険。
お酒や喫煙。
ペット。
など、結婚後に「こんなはずじゃなかった」になりやすい項目を具体的に確認していきます。

もちろん、

「この条件に同意したら合格」

という話ではありません。

目的は、

違いが出たとき、二人で着地点を探せるのかを見ること。

です。

共働きや育児についても同じです。

何でも50:50にすることが対等ではない

「対等な夫婦=全部半分」
と思いすぎないほうがいいかもしれませんね。

私はそう思っています。
妻の仕事が忙しい日は、夫が多くやる。
夫が繁忙期なら、妻が多くやる。
産後なら夫が家事を多く担う。
どちらかが体調を崩したら、元気なほうがやる。
必要ならお金を払って外部サービスを使う。
毎日完全に50:50にする必要はありません。

大切なのは、

一人がずっと70や80を背負っている状態を当たり前にしないこと。

です。

「半分ずつやる」

という発想より、

二人で100をどう背負うか。

こちらのほうが、現実の結婚生活には近いと思います。

家事代行や便利家電も「夫婦で生活を回す力」

自分たちだけで全部やることが立派、という考え方も苦しくなりそうです。

そうですね。
食洗機。
ドラム式洗濯乾燥機。
ロボット掃除機。
ネットスーパー。
ミールキット。
家事代行。
必要なら使えばいいと思います。

月にいくらかのお金を使うことで、
寝る時間が増える。
夫婦喧嘩が減る。
子どもと過ごせる。
二人でゆっくり話せる。
それなら十分価値があります。

婚活では、

「家事をどちらがする?」

だけではなく、

「二人が苦しくなったとき、どうやって生活を楽にする?」

という話までできると、その人の生活観がかなり見えてきます。

共働き希望の男性だからNGではありません

ここは最後に改めて伝えたいです。
プロフィールに「共働き希望」と書いてあるだけで警戒する必要はありません。

そうですね。
逆に、
「妻は働いても働かなくてもどちらでもいいよ」
と言う男性なら安心とも限りません。
大切なのは、その言葉の先です。
「共働き希望です」
なら、
なぜそう考えているのか。
子どもが生まれたらどうするのか。
家事はどうするのか。
働き方が変わったらどうするのか。
生活費はどうするのか。
そして、
予定通りにいかなかったらどうするのか。
そこまで話して初めて、その人の結婚観が見えてきます。

結婚相手に必要なのは「家事を手伝ってくれる人」ではない

結婚相手を見るとき、

料理ができる。

掃除ができる。

育休を取ると言っている。

生活費を多く払ってくれる。

もちろん、それぞれ大切な要素です。

でも、それだけでは結婚生活がうまくいくとは限りません。

結局、
「自分もこの家庭を作る一人なんだ」
という感覚があるかですよね。

私はそこだと思っています。
子どもが熱を出した。
仕事が忙しくなった。
収入が減った。
親の事情が変わった。
転勤の話が出た。
そんなとき、
「それはそっちの問題」
ではなく、
「じゃあ二人でどうしようか」
と言える人。

婚活で本当に見てほしいのは、そこです。

共働きを希望する男性かどうかだけではありません。

家事をきれいに半分できる男性かどうかだけでもありません。

予定外が起きたとき、その問題を「二人の問題」として引き取れる人か。

それが、結婚相手を見るうえでとても大切です。

「条件は合う。でも結婚して大丈夫?」と思ったら

婚活では、プロフィール上の条件が合っていても、

「この人と本当に生活していけるのかな」

と迷うことがあります。

それは決して珍しいことではありません。

年齢。

年収。

職業。

外見。

趣味。

子どもの希望。

こうした条件だけでは、結婚後の生活は分からないからです。

婚活サロンmarriage proは、新宿にある20代・30代専門の結婚相談所です。

お見合いを組むことだけでなく、

「これは今聞くべき?」

「どこまで確認したらいい?」

「この回答をどう受け取ればいい?」

「自分の希望はどう伝えればいい?」

といった交際中の迷いも一緒に整理しています。

仕事は続けたい。

子どもも欲しい。

でも、自分だけが仕事・家事・育児を抱える結婚はしたくない。

そんな方こそ、

「共働き希望かどうか」

だけで相手を選ばないでください。

結婚とは、条件の合う人を探すことだけではありません。

二人で生活を運営できる人を探すことです。

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