
「ADHDだと伝えたら、交際終了になるかもしれない」
「結婚相談所に入会を断られるのではないか」
「黙って活動するのは苦しい。でも、いつ話せばいいのか分からない」
ADHDの診断を受けている方にとって、婚活の大きな壁になるのが、お相手へのカミングアウトです。
怖いのは、診断名を知られることだけではありません。
「結婚したら、自分の世話をしなければいけないと思われそう」
「普通に仕事や生活ができている部分まで、診断名一つで見てもらえなくなりそう」
「忘れ物や遅刻を、すべてADHDのせいにしていると思われそう」
「薬や子どもへの影響について聞かれたら、どう答えればいいのか分からない」
こうした不安から、伝える時期を先延ばしにしてしまう方もいます。

結局、ADHDはいつ伝えるのがいいのでしょうか。お見合いで話さなければ、「隠していた」と思われませんか?
婚活サロンmarriage proでは、仮交際3回目前後、遅くとも真剣交際に進む前を基本のタイミングとしておすすめしています。
お見合いや初回デートで、会ったばかりの全員に話す必要はありません。
しかし、真剣交際に進み、一人のお相手に絞ってから初めて伝えるのでは、遅いと考えます。
この記事の結論は明確です。
ADHDのカミングアウトは、仮交際3回目前後に行う。
診断名だけでなく、自分に出やすい特性、現在の生活、自分で行っている対策、相手にお願いしたいことまでセットで伝える。
その場で答えを求めず、相手にも質問し、考える時間を渡す。
この記事でいう「カミングアウトの成功」とは、必ず交際継続になることではありません。
自分の状態を正確に伝え、お相手と結婚生活について具体的に話し合える状態をつくることです。
ただし、伝え方による誤解や不信感は、できる限り減らせます。
その方法を、20代・30代専門の新宿の結婚相談所「婚活サロンmarriage pro」が、実際の入会相談、交際支援、予定管理のサポートをもとに解説します。
目次
ADHDでも結婚相談所で婚活できます
そもそも、ADHDの診断があると、一般の結婚相談所には入会できないのでしょうか?
診断名だけで、結婚相談所で活動できないと決まるわけではありません。marriage proでも、ADHDという言葉だけで入会の可否を判断することはありません。
国立精神・神経医療研究センターによると、ADHDは不注意、多動性、衝動性を主な特徴とする神経発達症の一つで、日本では成人のおよそ2%にみられると報告されています。決して、極端に珍しいものではありません。
成人のADHDでは、作業上のミス、物事を計画的に順序立てて進めることの難しさ、落ち着かなさ、感情を調整することの難しさなどが現れる場合があります。一方で、特性の現れ方や生活への影響は一人ひとり異なります。
そのため、入会相談で確認するのは診断名だけではありません。
・現在、仕事や日常生活をどのように送っているか
・婚活では何に困りそうか
・自分に出やすい特性を把握しているか
・通院や服薬を自分で管理できているか
・苦手なことに対して、どのような対策をしているか
・困ったときにカウンセラーへ相談できるか
・活動量や交際人数を調整すれば婚活を継続できるか
完璧にできる必要はありません。
苦手なことを隠して「何でもできます」と見せるよりも、苦手なことを把握し、自分なりの対策を取り、必要なときに助けを求められることの方が大切です。

「婚活に向いていない」のではなく、進め方が合っていないこともある
marriage proの無料相談では、
「予定が重なると混乱してしまいます」
「返信を考えているうちに、数日たってしまうことがあります」
「忘れ物が多いので、結婚相談所には向いていないと思います」
と話されることがあります。
しかし、詳しく伺うと、仕事は継続できており、日常生活や通院も自分で管理できている方もいます。
問題は、結婚生活を送れないことではありません。
婚活を始めると、
・お見合いの日程調整
・複数のお相手との仮交際
・デートの場所や日時の確認
・メッセージへの返信
・デート後の振り返り
・カウンセラーへの報告
が一度に重なり、処理する情報量が増えすぎてしまうのです。
この場合に必要なのは、婚活を諦めることではありません。
仮交際人数を絞り、予定管理の方法を一つにし、カウンセラーが確認に入る仕組みをつくることです。
ADHDがあるから婚活できないのではなく、一般的な婚活の進め方が、その方の特性に合っていないことがあります。
プロフィールに一律記載する必要はありません
最初からプロフィールに書かないのは、不誠実になりませんか?
プロフィールは、多くの会員が閲覧する場所です。まだ会ったこともない全員に、医療に関する情報を公開する必要はないと考えています。
個人情報保護委員会のガイドラインでは、病歴や発達障害を含む障害に関する情報は、特に慎重な取扱いが必要な「要配慮個人情報」に含まれます。
marriage proでは、ADHDの診断があるからといって、プロフィールへの一律掲載を求めていません。
ただし、プロフィールに書かないことと、結婚まで伝えないことは別です。
ADHDの特性が、
・仕事
・家事
・金銭管理
・予定管理
・通院や服薬
・感情の調整
・夫婦間のコミュニケーション
などに影響する可能性があるなら、結婚を具体的に考えるお相手には伝える必要があります。
お見合いで会った全員に公開する必要はない。
一方で、結婚を考える一人に絞る前には伝える。
この線引きが大切です。
なお、情報の取扱いや申告に関するルールは相談所によって異なる場合があります。入会前に、自分の情報を誰まで共有するのか、本人の同意なくお相手側へ伝えることがないかを確認してください。
基本のタイミングは仮交際3回目前後
IBJの仮交際は、デートを重ねながら、真剣交際に進める相手かを確認する期間です。
IBJでは、3回目のデートは会話が増え、関係が深まり始める節目として紹介されています。また、4回目から5回目は、真剣交際に進むかどうかを見極めるタイミングとされています。
つまり、仮交際3回目前後は、
・お相手があなたの人柄を少し理解している
・お互いに交際を続けたい気持ちが見え始めている
・真剣交際を判断する時期が近づいている
・まだ一人に絞った後ではない
・結婚生活に関わる話を始めやすい
という時期です。
だからこそ、marriage proでは、仮交際3回目前後をカミングアウトの基本タイミングとしています。

お見合いや初回デートでは早すぎます
お見合いや初回デートでは、お相手はまだ、あなたの性格、仕事、生活状況をほとんど知りません。
その段階で、
「私はADHDです。」
と診断名だけを伝えると、お相手は実際のあなたではなく、自分が持っているADHDのイメージで判断する可能性があります。
「結婚したら、すべて管理しなければならないのではないか」
「仕事や家事ができないのではないか」
と、実際の生活とは異なる想像をされることもあります。
まず一人の人として知ってもらい、今後も交際を続けたい相手かをお互いに確認する。
そのうえで伝えることは、隠しているのではありません。
伝える相手と時期を選んでいるのです。
真剣交際に進んでからでは遅いです
反対に、一人に絞る真剣交際へ進んだ後で初めて伝えると、
「真剣交際を決める前に知りたかった」
「なぜこれまで話してくれなかったのか」
と思われる可能性があります。
この段階になると、問題がADHDそのものではなく、大切な情報を共有しなかったことへの不信感に変わります。
カミングアウトの基本は3回目前後。
絶対に守りたい期限は、真剣交際に進む前です。

3回目になったから機械的に話すわけではありません
3回会っていても、まだ表面的な会話しかできていないことがあります。
反対に、2回目のデート後に真剣交際の話が進みそうになることもあります。
そのため、実際にはカウンセラーがお相手の交際温度を確認し、タイミングを調整します。
基準は回数だけではありません。
・お相手が交際を前向きに考えている
・あなたの人柄や生活をある程度理解している
・落ち着いて話せる時間を確保できる
・真剣交際の判断前である
・あなた自身が伝える内容を整理できている
この状態を整えてから話します。
カミングアウト前に整理する4項目
勇気を出して「ADHDです」と伝えれば、分かってもらえるのでしょうか?
診断名だけでは分かってもらえません。お相手が知りたいのは、ADHDという言葉の意味よりも、「二人の結婚生活にどのような影響があるのか」です。
カミングアウトの前に、次の4項目を整理してください。
1.自分に出やすい特性
ADHDについて一般的な説明を長くする必要はありません。
自分に出やすい特性を、二つか三つに絞ります。
例えば、
・予定が重なると混乱しやすい
・忙しいと返信を後回しにしやすい
・口頭だけで伝えられると忘れることがある
・集中すると周囲が見えにくくなる
・急な予定変更に対応するまで時間がかかる
・感情が高ぶると、落ち着くまで少し時間が必要になる
などです。
「ADHDなので、いろいろ苦手です」では、お相手は何を心配し、何を確認すればよいのか分かりません。
「私の場合は」と、自分の生活に沿って話してください。
2.現在の生活状況
困っていることだけでなく、現在できていることも伝えます。
・仕事を継続している
・一人暮らしをしている
・家事を自分で行っている
・通院や服薬を管理している
・支払いや貯蓄を管理している
・困ったときに相談できる人がいる
ここでは、自分をよく見せる必要も、必要以上に低く見せる必要もありません。
現在の状況を、そのまま伝えます。
3.自分で行っている対策
カミングアウトで最も大切なのが、この部分です。
例えば、
・予定が決まったら、その場でカレンダーに登録する
・前日と出発前にアラームを設定する
・大切な話はメモに残す
・支払いは自動引き落としにする
・忘れてはいけない物は玄関にまとめる
・感情が高ぶったら、一度時間を置いてから話す
・予定を詰め込みすぎない
・困ったときはカウンセラーや主治医に相談する
などです。
対策を伝える目的は、
「私は絶対に失敗しません」
と証明することではありません。
自分の特性を理解し、放置せずに向き合っていることを伝えるためです。
4.相手にお願いしたいこと
最後に、結婚生活でお相手にお願いする可能性があることを整理します。
お願いは、できるだけ具体的にします。
「大切な予定は、口頭だけでなくメッセージでも送ってもらえると助かります。」
「気になることがあるときは、察してほしいと思わず、言葉で伝えてもらえると分かりやすいです。」
「予定を変更するときは、少し早めに教えてもらえると準備しやすいです。」
「全部理解してほしい」
「忘れても怒らないでほしい」
という抽象的なお願いでは、お相手も何をすればよいのか分かりません。
最初は、結婚生活への影響が大きいものを一つか二つに絞ってください。

ADHDカミングアウトの伝え方
カミングアウトでは、次の順番で話します。
1.交際を大切に思っていること
2.ADHDの診断があること
3.自分に出やすい特性
4.現在の生活状況
5.自分で行っている対策
6.相手にお願いしたいこと
7.すぐに答えを求めないこと
そのまま使えるカミングアウト例文
これからも交際を続けていきたいと思っているので、真剣交際を考える前に知っておいてほしいことがあります。
私はADHDの診断を受けています。
私の場合は、予定が重なると整理に時間がかかることや、忙しいときに忘れっぽくなることがあります。
仕事や日常生活は送れていて、通院や服薬も自分で管理しています。予定が決まったらその場でカレンダーに登録する、アラームを複数設定する、大切なことはメモに残すなどの対策をしています。
結婚したら、相手にすべて管理してもらいたいということではありません。ただ、大切な予定は口頭だけではなく、メッセージでも残してもらえると助かります。
急に聞いて驚くと思うので、今すぐ答えを出してほしいわけではありません。気になることがあれば、聞いてもらえたらと思っています。
この伝え方では、ADHDであることを謝罪していません。
カミングアウトは、
「ごめんなさい。実はADHDなんです。」
と謝る時間ではありません。
結婚を考えるうえで必要な情報を、誠実に共有する時間です。
お相手から聞かれやすい質問
カミングアウト後、お相手から質問されることがあります。
質問されたことを、すぐに拒絶と受け取らないようにしてください。
相手にとっても初めて聞く話であり、結婚生活を考えるために確認したいことがあります。
「結婚生活にはどんな影響がありますか?」
現在、実際に起きていることを答えます。
「予定が増えすぎると混乱しやすいため、一つのカレンダーにまとめて管理しています。」
「口頭で一度に多く言われると抜けることがあるので、大切なことはメッセージでも残すようにしています。」
将来起こるかもしれない問題を想像で増やさず、今分かっている範囲を具体的に伝えてください。
「家事やお金の管理はできますか?」
「できます」「できません」だけで終わらせず、どのような方法で行っているかまで説明します。
「家事は曜日を決めて行っています。忙しいときは完璧にできないこともありますが、リストにして放置しないようにしています。」
「支払いを忘れないように、自動引き落としを利用しています。」
お相手が知りたいのは、完璧かどうかではありません。
二人で暮らしたときに、どのような役割分担や工夫が必要になるかです。
「薬はずっと飲むのですか?」
服薬の今後について、自分だけで断定する必要はありません。
「現在は医師と相談しながら服薬しています。今後についても、自己判断ではなく主治医と相談して決めるつもりです。」
お相手を安心させるために、勝手に服薬を中止すると約束してはいけません。
必要な医療については、交際相手の希望だけで決めず、医師と相談してください。
「子どもへの影響はありますか?」
遺伝などについて質問される可能性はあります。
ただし、本人がその場で、すべての医学的説明を背負う必要はありません。
「自分も大切なことだと思っています。分からないことを断定せず、必要であれば医師などの専門家に確認したいと思っています。」
分からないことを曖昧な知識で答えるよりも、正確な情報を確認する姿勢を伝える方が誠実です。
「自分は何をすればいいですか?」
お相手にすべてを背負わせない答え方をします。
「基本的には自分で対策します。そのうえで、大切な予定をメッセージでも残してもらえると助かります。」
「何でも我慢してほしいわけではないので、困ったことがあれば具体的に言葉で伝えてほしいです。」
一方的に理解を求めるのではなく、二人でできる具体的な工夫を話します。

カミングアウトで避けたい4つの伝え方
1.自分から交際終了を勧める
「迷惑をかけると思うので、嫌なら終了してください。」
この言い方は、お相手への配慮に見えます。
しかし、相手が考える前に、自分から自分を不合格にしている言葉でもあります。
お相手がどう感じ、どのような判断をするかは、お相手が決めることです。
先回りして交際終了を差し出さないでください。
2.困りごとだけを並べる
「忘れ物が多いです。」
「遅刻することがあります。」
「家事も苦手です。」
「感情的になることもあります。」
困りごとだけを並べると、お相手は、
「結婚後は自分がすべて支えるのだろうか」
と不安になります。
困りごとを伝えたら、現在できていることと、行っている対策まで必ず話してください。
3.「全く問題ありません」と言い切る
不安にさせたくないからといって、
「診断はありますが、生活には全く影響がありません。」
と言い切るのもおすすめしません。
実際に一定の困りごとがあるなら、後から「聞いていた話と違う」と思われます。
深刻に見せる必要も、軽く見せる必要もありません。
現在の状態を正確に伝えることが、信頼につながります。
4.ADHDを免罪符にする
「ADHDだから遅刻しても仕方がありません。」
「ADHDだから返信を忘れます。」
診断名だけを理由にして、対策や改善を放棄すると、お相手は結婚生活に不安を感じます。
ADHDの特性があることと、相手への配慮をしなくてよいことは別です。
失敗することがあっても、その後に謝る、対策を見直す、同じことを減らす姿勢が必要です。
marriage proが実際に行うADHD婚活サポート
本人が一人でタイミングを決めて、一人で文章を考え、一人で伝えるのは負担が大きいですよね。
そのとおりです。伝える勇気だけを本人に求めるのではなく、伝えやすい状況を整えることも、仲人の役割だと考えています。
marriage proでは、入会相談、交際中のカミングアウト、予定管理のサポートを行ってきました。
その中で大切にしているのは、「本人の努力不足」で終わらせず、活動方法を具体的に変えることです。
入会時に活動量を設計する
無料相談では、
・どのような場面で困りやすいか
・これまで、どのように対処してきたか
・婚活で負担になりそうなことは何か
・相談所にどのようなサポートを求めているか
を確認します。
予定管理が苦手なら、最初から仮交際人数を増やしすぎない。
返信を後回しにしやすいなら、回答期限をカウンセラーと共有する。
会話内容を忘れやすいなら、デート後すぐに短いメモを残す。
診断名を変えることはできなくても、活動方法は変えられます。
お相手の交際温度を確認する
カミングアウト前には、本人の同意を得たうえで、お相手相談所に交際状況を確認します。
・お相手は交際を前向きに考えているか
・次のデートを楽しみにしているか
・真剣交際を検討する段階にあるか
・現在、気になっていることはないか
この確認をせず、お相手がすでに交際終了を考えている段階で伝えてしまうと、カミングアウトが終了理由だったのか、もともとの交際状況が原因だったのか分からなくなります。
本人の許可なく、カウンセラーから診断名を伝えることはしません!
本人が自分の言葉で伝えることを基本にしながら、話す時期と状況を整えます。
カミングアウトの文章を一緒に修正する
実際の相談では、
「発達障害があり、迷惑をかけてしまうと思います。」
「嫌だったら、交際終了にしてもらって大丈夫です。」
という文章を考えてしまう方がいます。
私たちは、このような表現をそのまま使うことはおすすめしません。
なぜなら、自分を必要以上に低く扱い、お相手が考える前に交際終了という結論を差し出しているからです。
代わりに、
・自分に出やすい特性
・現在できていること
・自分で行っている対策
・相手にお願いしたいこと
・すぐに返事を求めないこと
を順番に整理します。
カミングアウトは、勇気だけで成功するものではありません。
準備によって、伝わり方は変わります。

予定管理を本人の根性に任せない
予定の失念や返信漏れが続いたときに、
「次から忘れないようにしてください」
と注意するだけでは、同じことが起こります。
そこで、
・予定を一つのカレンダーにまとめる
・日程が決まったその場で登録する
・支度開始と出発時刻にもアラームを設定する
・仮交際人数を1人か2人に絞る
・返信期限をカウンセラーと共有する
・デート後24時間以内に短い振り返りを送る
という仕組みに変えます。
IBJでは仮交際中に複数のお相手と交際できますが、複数交際をしなければならないわけではありません。IBJの公式情報でも、自分が誠実に向き合える交際人数を見極めることが重要とされています。
多くの人と会うことよりも、一人ひとりとの交際を丁寧に進められることの方が大切です。
伝えた後は相手の姿勢も確認する
カミングアウトは、あなたが受け入れてもらうためだけの時間ではありません。
あなた自身も、その人と安心して結婚生活を送れるかを確認する時間です。
前向きに交際を続けやすいのは、次のようなお相手です。
・分からないことを質問してくれる
・診断名だけで人格を決めつけない
・現在の生活や対策を見てくれる
・できる配慮と難しいことを言葉にしてくれる
・医療や服薬を頭ごなしに否定しない
・本人の許可なく他人に話さない
・困ったときに二人で方法を考えようとする
最初からADHDについて詳しい人である必要はありません。
分からないことを分からないと言い、質問しながら理解しようとしてくれることが大切です。
一方で、次のような反応には注意してください。
・「普通にすればいい」と特性を否定する
・通院や服薬を勝手にやめさせようとする
・何かあるたびに「ADHDだから」と決めつける
・診断名を冗談や侮辱に使う
・本人の同意なく周囲へ話す
・「自分が治してあげる」と支配しようとする
・すべての家事や生活管理を一方に押しつける
交際を継続してくれた人が、必ず結婚相手として合う人とは限りません。
「受け入れてもらえた」という安心だけで、その後の違和感を見落とさないでください。

交際終了になっても隠す婚活には戻らない
どれだけ準備しても、カミングアウト後に交際終了になる可能性はあります。
勇気を出して伝えた後の交際終了は、深く傷つくものです。
「やはり、ADHDがある自分は結婚できないのではないか」
「次からは黙っていた方がいいのではないか」
と考えてしまうかもしれません。
しかし、一人のお相手から交際終了を告げられたことと、ADHD当事者は結婚できないということは同じではありません。
終了になったときは、カウンセラーと一緒に、
・お相手はもともと交際に迷っていなかったか
・伝える時期が遅くなかったか
・診断名だけの説明になっていなかったか
・困りごとだけを並べていなかったか
・現在の生活や対策を説明できていたか
・お相手にその場で答えを迫っていなかったか
・単純に結婚生活の相性が合わなかったのか
を振り返ります。
改善できる部分があれば、次の人への伝え方を修正します。
ただし、
「伝えたら終了になったから、次は結婚まで隠そう」
という婚活には戻らない方がよいと考えます。
結婚後も、予定、家事、仕事、お金、体調、子どもなど、二人で話し合わなければならないことは続きます。
大切な情報を共有できないまま真剣交際へ進むことが、本当の成功ではありません。
ADHD婚活で大切なのは隠す力ではなく対話する力
ADHDがあっても、結婚できるのでしょうか?
ADHDがあるかどうかだけで、結婚できるかは決まりません。結婚後に困ったことが起きたとき、二人で話し合い、具体的な方法を考えられるかが大切です。
ADHDをお見合いで会った全員に伝える必要はありません。
しかし、結婚を考える一人に絞る前には伝えてください。
もう一度、marriage proの方針をお伝えします。
ADHDのカミングアウトは、仮交際3回目前後を基本とする。
遅くとも、真剣交際に進む前には伝える。
診断名だけではなく、自分に出やすい特性、現在の生活、自分で行っている対策、相手にお願いしたいことをセットで伝える。
相手にも質問と検討の時間を渡す。
拒絶されない魔法の言葉はありません。
しかし、伝える時期と内容を準備することで、診断名だけによる誤解や、「なぜ今まで話してくれなかったのか」という不信感は減らせます。
カミングアウトは、自分の価値を審査してもらう時間ではありません。
二人が結婚生活を話し合える関係かを確認する時間です。

marriage proにご相談ください
婚活サロンmarriage proは、東京・新宿にある20代・30代専門の結婚相談所です。
ADHDという診断名だけで、その方の婚活を判断することはありません。
一方で、
「気にしなくて大丈夫です」
「伝えなくても問題ありません」
と、曖昧なまま活動を進めることもしません。
現在の生活、困りやすいこと、自分でできている対策を整理したうえで、
・お見合い申込み数の調整
・仮交際人数の調整
・予定や返信の管理
・お相手の交際温度の確認
・カミングアウトの文章作成
・伝えるタイミングの調整
・カミングアウト後のフォロー
・真剣交際前の結婚生活のすり合わせ
まで一緒に進めます。
「自分は一般の結婚相談所で活動できるのか」
「今の生活状況で婚活を始めてもよいのか」
「交際中のお相手に、次のデートで話すべきか」
「どう伝えれば、必要以上に重く受け取られないか」
と悩んでいる方は、一人で結論を出す前にご相談ください。
診断名を隠し通せる人になる必要はありません。
自分の特性と対策を伝え、二人で生活について話し合える相手を探すことが、ADHD当事者の婚活では何より大切です。






