
結婚相談所で活動していると、プロフィールの「結婚後子供は?」欄で手が止まってしまう方がいます。
「希望する」にした方がいいのか。
「希望しない」と書いたら、お見合いが組みにくくなるのではないか。
「こだわらない」にしておけば、出会いの幅は残せるのではないか。
特に20代30代女性からは、こうした声をよく聞きます。
「子供が欲しいとは言い切れない」
「でも、いらないとも言い切れない」
「出産が怖い」
「自分が育てるイメージがまだ持てない」
「相手次第で、気持ちが変わる気もする」
これは、わがままではありません。
むしろ、とても現実的な悩みです。
結婚、出産、仕事、体のこと、相手の働き方、親の協力、将来のお金。
子供の希望は、プロフィールの小さな一項目に見えて、実は結婚生活全体につながっています。
一方で、子供を希望している方から見ると、お相手のプロフィールにある「子供こだわらない」は、不安になることもあります。
本当は欲しいのか。
本当は希望していないのか。
それとも、お見合いを組むために曖昧にしているだけなのか。
ここが見えないまま交際が進むと、あとから大きなミスマッチになることがあります。
婚活サロンmarriage proは、東京・新宿にある20代30代専門の結婚相談所です。現場で20代30代の成婚を見てきて感じるのは、最近の成婚者様は「子供が欲しいから結婚する」というより、まずは「この人と人生を歩みたい」という気持ちを大切にしている方が多いということです。
もちろん、子供の希望は大切です。
でも、結婚の中心にあるのは、子供だけではありません。
パートナーです。
二人で人生を作っていけるかどうかです。
今回は、結婚相談所における「子供こだわらない」の本音と、プロフィールでの伝え方、交際中の確認方法についてお話しします。
目次
「こだわらない」には2種類あります
まず、ここは最初に整理しておきたいです。
結婚相談所の「子供こだわらない」には、大きく分けて2種類あります。
ひとつは、お見合いを組むために本音を隠している「こだわらない」。
もうひとつは、本当に今は決めきれない、誠実な迷いとしての「こだわらない」です。
同じ言葉でも、中身はまったく違います。
そうですね。
プロフィール上では同じ「こだわらない」でも、実際には温度感がかなり違います。
だからこそ、読む側も迷いますし、書く側も悩むのだと思います。
お見合いを組むための「こだわらない」は危険です
以前、子供を希望している女性会員がお見合いをした時のことです。
お相手男性のプロフィールには「子供こだわらない」と書かれていました。
ところが、お見合いで話してみると、その男性は本音では子供を希望していませんでした。
お相手側としては、「希望しない」にするとお見合いが組みにくくなるから、「こだわらない」にしていたようです。

それは、子供を希望している側からすると、かなり大きなミスマッチですね。
そうなんです。
子供を希望しないことが悪いわけではありません。
DINKsを希望することも、夫婦二人の人生を望むことも、何も悪くありません。
ただ、本当は希望していないのに、お見合いを組むために「こだわらない」と書くのは違います。
結果的に、お互いの時間も気持ちも無駄になってしまいます。
交際が進んでから分かると、ショックも大きいですよね。
なおさらです。
本当に子供を希望していないなら、基本的には「希望しない」と伝えた方がいいです。
そのうえで、プロフィール文の中で、どんな結婚生活を望んでいるのかを前向きに書けばいいんです。
「子供を希望しない」と書くことは、冷たいことではありません。
大切なのは、そこに人生観が見えることです。
迷いとしての「こだわらない」は、逃げではありません
一方で、無料相談などで多いのは、もう少し複雑な悩みです。
「子供が欲しいとは言い切れない」
「でも、いらないとも言い切れない」
「今の自分では、まだ分からない」
こういう方は実際に多いです。

この場合の「こだわらない」は、カモフラージュではありませんよね。
そう思います。
産むことへの怖さ。
出産そのものへの不安。
自分が育てるイメージが持てない感覚。
仕事との両立への心配。
ワンオペ育児にならないかという不安。
自分の育った家庭環境からくる迷い。
いろいろな理由があります。
それを無理に「希望する」「希望しない」のどちらかに決めるのは、少し乱暴だと思います。
そういう方は、「こだわらない」でもいいと思います。
ただし、プロフィール文で温度感を伝えることは大切です!
たとえば、
「今はまだ明確に決めきれていません」
「授かるご縁があれば嬉しい気持ちはあります」
「ただ、子供がいるかどうかだけで結婚生活の幸せを考えているわけではありません」
「夫婦として支え合える関係を大切にしたいです」
このように書けると、単なる曖昧さではなく、誠実な価値観として伝わります。
女性の「欲しいか分からない」は、相手次第でも変わります
女性の「子供が欲しいか分からない」は、子供が嫌いという意味ではないことが多いです。
むしろ、かなり現実的に考えているからこそ、簡単に「欲しい」と言えない方もいます。
ここは男性にも知ってほしいですね。
女性が子供について迷う背景には、相手男性の環境や姿勢も大きく関係します。
ワンオペを想像すると、前向きに考えにくくなる
たとえば、お相手男性がとても多忙だった場合。
毎日帰りが遅い。
出張が多い。
育休を取れる職場環境ではない。
在宅勤務も難しい。
親の協力も得られない。
家事育児への当事者意識が見えない。
この状態で「子供が欲しい」と言われても、女性側は不安になります。

女性からすると、
「結局、自分が一人で抱えることになるのでは?」
と感じてしまいますよね。
そうです。
子供が欲しいかどうかは、女性の気持ちだけで決まるものではありません。
「この人となら育てられるか」
「この人は一緒に考えてくれるか」
「この人は私だけに負担を寄せないか」
ここが大きいです。
男性の姿勢で、女性の気持ちは変わることがあります
逆に、お相手男性が育児に協力的で、仕事の調整も現実的に考えていて、女性のキャリアや体の負担にも配慮できる人であれば、女性側も子供を前向きに考えやすくなることがあります。
ありますね。
相手が、
「もし子供を考えるなら、自分も育休や働き方を考えたい」
「あなたの仕事や体調も大切にしたい」
「子供がいる人生も、いない人生も、二人で考えたい」
と言ってくれる人なら、安心感はまったく違います。
なので、女性の「まだ分からない」を責めないであげてほしいです。
それは優柔不断ではなく、人生を現実的に考えているからこその迷いかもしれません。
男性は子供を希望する人が多い。でも全員が絶対ではありません
結婚相談所では、特に20代30代の男性は子供を希望している方が多い印象があります。
ただ、「子供を希望する」と書いている男性全員が、絶対に子供がいないと結婚できないわけではありません。
女性側は「子供希望」と書かれているだけで、少し怖くなってしまうこともありますよね。
そうですね。
でも実際には、
「授かれば嬉しい」
「子供のいる家庭に憧れはある」
「でも、相手に無理をさせてまでとは思っていない」
「女性の考えを尊重したい」
という男性もいます。
一方で、最初からDINKsに近い価値観を持っている男性もいます。
DINKsで成婚する夫婦に多い雰囲気
DINKsとは、子供を持たずに夫婦二人で生活する共働き夫婦のことです。
marriage proでも、DINKsという同じ価値観で成婚したケースはあります。
「DINKs希望女子(29)初めての申込した男性と成婚」の成婚インタビュー(前編)#49
「DINKS希望女子(36)5歳下男性と成婚!」成婚インタビュー#28(前編)
こうしたご夫婦を見ていると、女性がキャリアをしっかり歩みたいと考えていて、そのキャリアを男性がきちんと理解しているケースが多いです。
「結婚したら女性が家庭に入る」
「子供ができたら女性が仕事をセーブする」
という前提ではなく、女性の仕事や人生を尊重している男性です。
あとは、夫婦で旅行を楽しみたい、趣味の時間を大切にしたい、二人の生活を充実させたいという価値観の方もいますね。
子供を持たない人生を「不足」として見るのではなく、二人で前向きに選ぶ人生として考えている。
そこに、DINKsで成婚していく方たちの自然な強さがあるように思います。
「こだわらない」で成婚するカップルは、結論を急がない
DINKs希望とは別に、「子供こだわらない」で成婚していくカップルもいます。
この場合に多いのは、お互いの意思を尊重し合える二人です。
今すぐ結論を出さなくても、二人で考えられる関係ですね。
そうです。
「二人で生活していく中で、やっぱり子供が欲しいねとなれば考えよう」
「今のまま夫婦二人でも幸せだねと思えたら、その選択も大切にしよう」
こういう会話ができるカップルは、強いです。
もちろん、年齢や妊娠の現実を無視していいわけではありません。
でも、焦りだけで結婚を決めるのも違います。

成婚していく方たちを見ていると、最初にあるのは「子供が欲しいからこの人と結婚する」ではないですよね。
そう思います。
「彼が好き」
「彼女が好き」
「この人と一緒にいたい」
「この人となら人生を作っていける」
その気持ちが土台にあります。
子供は大切なテーマです。
でも、結婚の中心にあるのは、条件ではなくパートナーです。
プロフィールでは、本音を消さずに伝え方を整える
では、実際にプロフィールではどう書けばいいのでしょうか。
大切なのは、本音を消さないことです。
ただし、本音をそのまま強い言葉で置けばいいわけではありません。
お相手に伝わる形に整えることが大切です。
本当に希望しないなら「希望しない」でいい
本当に子供を希望していないなら、基本的には「希望しない」と伝えた方がいいです。
お見合いを組むために「こだわらない」にしても、交際後に大きなミスマッチになる可能性があります。
ただ、「希望しない」とだけ書くと、少し冷たく見えることもあります。
だから、結婚生活のイメージを添えることが大切ですね。
たとえば、こういう表現です。
「子供については、現時点では希望していません。夫婦二人での生活を大切にしながら、仕事や趣味、旅行などを一緒に楽しめる関係を築きたいと考えています。」
このように書くと、単なる拒絶ではなく、前向きな結婚観として伝わります。
迷いがあるなら「こだわらない」でもいい
まだ気持ちが定まっていない方は、「こだわらない」でもいいと思います。
ただし、プロフィール本文で温度感を伝えることが必要です。
たとえば、こういう表現です。
「子供については、今すぐ明確に決めているわけではありません。授かるご縁があれば嬉しい気持ちもありますが、子供がいるかどうかだけではなく、夫婦としてお互いを尊重し、日々を大切にできる関係を築きたいです。」
これなら、「曖昧に逃げている」のではなく、「相手と一緒に考えたい」という姿勢が伝わります。
授かれば嬉しいが、絶対ではない場合
不妊治療のプレッシャーが怖い方や、子供だけを目的に結婚したくない方は、このような表現もあります。
「子供については、授かるご縁があれば嬉しい気持ちはあります。一方で、結婚生活は子供だけで成り立つものではないと思っています。思うようにいかないことがあっても、二人で支え合える関係を大切にしたいです。」
この表現なら、子供を否定せずに、自分の不安や価値観も伝えられます。
プロフィールは、お見合い成立のためだけに使うものではありません。
結婚後のミスマッチを減らすためにも、温度感まで言葉にしておきたいところです。
お見合いでは深掘りしすぎず、仮交際で確認する
プロフィールで温度感を整えたとしても、お見合い当日にいきなり子供の話を深掘りしすぎるのはおすすめしません。
初対面で、
「子供は欲しいですか?」
「不妊治療はできますか?」
「何歳までに産みたいですか?」
「授からなかったらどうしますか?」
と聞かれると、かなり重いです。
お見合いは、まず人柄を見る場です。
この人は話を聞ける人か。
価値観を押しつけない人か。
違いがあった時にすぐ否定しない人か。
相手の人生を尊重できる人か。
そこを見た方がいいです。
仮交際2〜3回目から少しずつ確認する
子供の話は、仮交際2〜3回目くらいから少しずつ確認するのが現実的です。
1回目は、食事や休日、仕事、家族との距離感など、人柄を知る。
2回目以降で、「この人とはもう少し進めそう」と思えたら、少しずつ将来の話に入る。
この順番が大切です。
結婚相談所の場合、本人同士で聞きにくいことは、仲人経由で確認できます。
たとえば、
「お相手は子供についてどの程度希望されていますか」
「授からなかった場合も、夫婦二人の生活を前向きに考えられますか」
「女性の仕事や体の負担について、どのように考えていますか」
「親御様の期待は強い方ですか」
こうした確認を、担当者同士で行うことができます。

これは相談所婚活の大きなメリットですね。
本人同士でいきなり聞くと重い話も、仲人を通すことで、少し柔らかく確認できます。
データで見ても、子供の価値観は変化しています
少しだけデータも見ておきたいです。
国立社会保障・人口問題研究所の第16回出生動向基本調査では、18〜34歳未婚者の平均希望子ども数は男性1.82人、女性1.79人と、前回調査より減少しています。
また、「結婚したら子どもを持つべき」という考え方への支持も大きく低下しています。
社会全体としても、「結婚したら必ず子供」という価値観は少しずつ変わってきているということですね。
そうです。
一方で、同調査では不妊の検査・治療を受けたことのある夫婦は22.7%、つまり4.4組に1組とされています。
また、2024年の平均初婚年齢は夫31.1歳、妻29.8歳、第1子出生時の母の平均年齢は31.0歳とされています。
30代女性が子供について不安になるのは、自然なことです。
大事なのは、データで焦らせることではありませんよね。
そうです。
現実を知ることは大切です。
でも、数字で自分の価値を決める必要はありません。
子供を望むかどうか。
不妊治療をどう考えるか。
夫婦二人の人生をどう考えるか。
それは、誰かに押しつけられるものではありません。
marriage proでは、子供欄ではなく結婚観まで整理します
婚活サロンmarriage proでは、子供の希望を大切な結婚観の一つとして見ます。
でも、子供欄だけでその人を判断することはありません。
「希望する」でも、どのくらい強い希望なのか。
「希望しない」でも、どんな結婚生活を望んでいるのか。
「こだわらない」でも、なぜそう考えているのか。
ここまで一緒に整理していきます。
プロフィール作成では、本人の本音を婚活で伝わる言葉に整えることが大切ですね。
本当に希望していないなら、前向きな夫婦像とセットで伝える。
迷っているなら、迷っている理由と相手と考えたい姿勢を伝える。
授かれば嬉しいが絶対ではないなら、子供だけに結婚生活を委ねない価値観を伝える。
言葉の置き方ひとつで、伝わり方は変わります。
仮交際中も、必要に応じて仲人経由で確認します。
「相手の『こだわらない』の中身は何か」
「本当に希望していないのか」
「女性のキャリアや育児負担をどう考えているのか」
「親の期待は強いのか」
こうしたことを、交際の温度感を見ながら確認します。
子供の話は、とても大切です。
だからこそ、一人で抱え込まずに、整理しながら進めてほしいですね。
まとめ:子供より先に、パートナーを見ていい
結婚相談所の「子供こだわらない」は、使い方によって印象が大きく変わります。
お見合いを組むために、本音を隠すための「こだわらない」は、ミスマッチを生みます。
でも、
「今はまだ決めきれない」
「相手と一緒に考えたい」
「子供がいる人生も、いない人生も、二人で大切にしたい」
という誠実な迷いとしての「こだわらない」は、決して悪いものではありません。

子供を希望する人は多いです。
でも、成婚していく方たちを見ていると、最初にあるのは「子供が欲しいからこの人と結婚する」ではありません。
「彼が好き」
「彼女が好き」
「この人と一緒に生きたい」
「この人となら、想定通りにいかないことも考えていける」
この気持ちが土台にあります。

子供は大切なテーマです。
でも、結婚の中心にあるのは、条件ではなくパートナーです。
子供を希望する男性が怖い。
希望しないと書く勇気がない。
こだわらないにしていいのか分からない。
DINKs希望で婚活していいのか不安。
相手とどう話し合えばいいか分からない。
そんな方は、一人で抱え込まなくて大丈夫です。
婚活サロンmarriage proでは、20代30代専門の結婚相談所として、プロフィール作成から仮交際中のすり合わせ、真剣交際前の結婚観整理までサポートしています。
子供欄をどう選ぶかではなく、
あなたがどんな結婚生活を望んでいるのか。
そこから一緒に整理していきましょう。
出典1:国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査」
出典2:公益財団法人 生命保険文化センター「少子化が進んでいるのはなぜ?」/厚生労働省「人口動態統計」
出典3:日本産科婦人科学会「2023年 体外受精・胚移植等の臨床実施成績」
※妊娠・出産・不妊治療に関する内容は、一般的な統計情報として紹介しています。個別の判断は、必ず医師・専門機関にご相談ください。







