婚活コラム

愛着障害で「良い人」が無理になる

東京・新宿の結婚相談所「婚活サロンmarriage pro(マリッジプロ)」です。
※【IBJ AWARD®︎ 2021〜2025】受賞結婚相談所
今回は「愛着障害での婚活の反応」を解説します。

「条件も悪くない」
「人柄もちゃんとしている」
「本来なら喜ぶべき相手のはず」

それなのに、関係が深まりそうになると急に苦しくなる。
真剣交際が近づくほど逃げたくなる。
お相手から好意を向けられた瞬間に、なぜか気持ちが冷えてしまう。

婚活サロンmarriage proは、20代30代専門の新宿の結婚相談所です。
私たちは、IBJの結婚相談所婚活を日々サポートする中で、こうしたご相談を何度も受けてきました。

先にお伝えしたいのは、この記事でいう「愛着障害」は、医療的な診断を軽く断定するための言葉ではない、ということです。
ここでは、親密さが深まるほど不安が強くなり、距離を取りたくなる苦しさを、読む人に伝わりやすい言葉として使っています。

大事なのは、
「私はおかしい」
で終わらせることではありません!

なぜ良い人が無理になるのか。
なぜ真剣交際が近づくと苦しくなるのか。
そこを婚活の現場でどう扱うかです。

愛着障害で「良い人が無理になる」時に起きていること

このテーマで苦しい方は、相手が明らかに嫌な人だから苦しいわけではないんです。

むしろ逆で、ちゃんとしている相手ほど苦しくなることがあります!

そうなんです。
優しい。誠実。連絡も丁寧。将来の話も避けない。
本来なら安心材料になるはずのことが、なぜか重く感じられてしまうんですよね

ここで起きているのは、良い人なのに好きになれないだけではありません。
良い人だからこそ、近づかれると怖いという反応です。

たとえば、
ちゃんと向き合ってくれる人ほど、こちらもちゃんと返さなければいけない気がする。

好意を言葉にしてくれる人ほど、期待に応えなければいけない気がする。

将来の話をしてくれる人ほど、自分の人生が急に動き出す感じがして怖くなる。

そういうことが起きます!

だから、ご本人の中では、
嫌いじゃない。でも無理
会える。でも深まるのは怖い
という矛盾が起きるんです。

しかも、その矛盾があるせいで、自分でも自分が分からなくなります。

相手を悪く思えない。
でも進むのも苦しい。
その結果、「自分が壊れているのでは?」と責めてしまうんです

でも私たちは、ここを壊れているとは見ません。

親密さに対して、心が強く警戒している状態、と見ます!

大切なのは、「この人が悪いか」『私が悪いか』の二択で決めないことです。

本当はその間に、まだ整理されていない怖さがあることが多いんです。

結婚相談所の3ヶ月ルールが苦しさを強めやすい理由

IBJの婚活は、普通の恋愛より進み方が早いです。
そこが大きな魅力でもあります!

結婚を前提に出会うからこそ、だらだら長引かせないんですよね。
でも、その早さがしんどい方もいます!

IBJでは、お見合い後の交際期間はお見合い日から3ヵ月間がルールです。連絡先交換当日には男性から連絡する流れや、仮交際の振り返りを担当カウンセラーに共有する流れも案内されています。
つまり、相談所婚活は最初から関係を進める前提が強い仕組みなんです!

普通の恋愛なら、まだ名前のつかない関係のまま、少しずつ安心を育てる時間があります。
でも結婚相談所では、最初から結婚するかもしれない相手です。

だから、安心が育つ前に、関係だけが先に深まりやすいんです!

IBJの『成婚白書2024』では、初婚成婚者の交際日数の代表値は約4ヵ月とされています。
一方、一般的な結婚相談所外の場合は平均交際期間を4.3年と紹介していて、その比較からも相談所婚活の意思決定がかなり短いテンポで進むことが分かります!

この早さが合う方にはとても強い仕組みです。

でも、近づくほど怖くなるタイプの方には、真剣交際の打診や将来の話題が、幸せの入口というより、逃げ場がなくなる感覚になってしまうことがあります。

なので、3ヶ月ルールがしんどいのは気合いが足りないからではありません。

安心が育つ速さと、婚活が進む速さがずれているんです!

ここを理解せずに、良い人なんだから進めばいいだけで押してしまうと、どんどん苦しくなります

「嫌い」ではなく『近づかれるのが怖い』パターン

愛着障害で良い人が無理になる時って、本人の中では相手が無理と感じていても、実際には親密さが無理に近いことがあります!

最初から生理的に無理だったわけではない。
会話もできる。
会っていて落ち着く時もある。
なのに、相手の熱量が上がると急に心が閉じる

たとえば、
「また会いたいです」とまっすぐ言われた時。
真剣交際を意識していると伝えられた時。
親や結婚後の話題が出た時。

そこで急に、相手の欠点ばかり探し始めることがあります!

でもその欠点探しは、本当に相性の問題というより、
これ以上近づいたら危ないという心のブレーキとして出ていることもあります!

なので、
LINEが少し重い気がする。
優しすぎて逆に無理。
ちゃんとしていて息が詰まる。


こういう感覚は、ただのわがままではなく、近づかれる怖さの言い換えになっていることがあります

ここを見誤ると、毎回良い人なのに無理でしたで終わってしまいます。

でも見えてくると、私は良い人が嫌いなんじゃなくて、安心する前に深まるのが苦しいんだと分かってきます!

marriage proで実際によくあるご相談

ケース1 真剣交際の話が出た帰り道、駅で動けなくなった女性

私が担当した30代前半の女性会員様でした。

お相手は穏やかで、清潔感もあり、連絡も丁寧。
周りから見れば、かなり良いご縁だったと思います

3回目までは普通に会えていたんですよね?

はい。
仮交際のデートも問題なく進んでいました。

でも4回目の帰り際、お相手男性から真剣交際も考えています」と言われた瞬間、頭が真っ白になったそうです…

そのあとの面談で、かなり苦しそうに話されていましたね

「嫌じゃないんです。むしろ良い人なんです。
でも、急に自分の人生が決まってしまう感じがして、怖くてたまらなくなりました」


とおっしゃっていました!

こういう時に『良い人なんだから進みましょう』と押すのは違うんです。

たぶん、それをやるともっと壊れます!

逆に「そこまで苦しいなら終了ですね」も違うんですよね。

そのまま終えても、次の交際でまた同じところで苦しくなる可能性があります。

なので仲人Mさんは、まず怖さの中身を分けました。

結婚が怖いのか。
真剣交際という段階が怖いのか。
期待を背負う感じが怖いのか。
彼が嫌なのか。


それとも、彼女としてちゃんと応えなければいけない感じが苦しいのか。

その面談の中で、ご本人がぽつりと、
「彼が嫌なんじゃなくて、彼女としてちゃんと応えられない自分が怖いです」
と言われたんです。

そこまで言葉になった時、やっと婚活が前に進み始めるんです。

相手を切るかどうかの前に、何が怖いのかが見えるからです!

ケース2 LINEが来るだけで息が詰まる男性

僕が担当していた20代後半の男性会員様で、「会っている時は楽しいのに、LINEが続くと急にしんどくなる」という方もいました

しかも、相手は優しいです。ちゃんとしてます。だから自分が悪い気がしますっておっしゃていたんですよね。

実際、その方は会うこと自体は前向きでした。
でも連絡が続くと、
待たれている感じ
応えなければいけない感じ

が強くなって、だんだん苦しくなっていたんです。

会う約束はできる。
会えば笑って話せる。

でも、日常的なやり取りが続くと、自分のペースがなくなるように感じてしまう。
そういうタイプの方、いますよね!

ここで見えてきたのは、恋愛感情の問題というより、境界線がなくなる感じへの苦手さでした!

しかも真面目な方ほど、連絡頻度を落としたいと素直に言う前に、無理に合わせようとするんです。
だから内側だけがどんどん疲れてしまう。。。

私たちは、その方と一緒に伝え方を整えました。

会うことは前向きです。
ただ、普段の連絡は平日の場合仕事があるので少しゆっくりめの方が落ち着きます

という形です!

たったそれだけなのですが、ご本人はかなり楽になりました。

つまり苦しかったのは、お相手ではなく、進め方だったんです

ケース3 毎回「良い人」を切ってしまっていた女性

これは本当に多いです!
嫌な人ではなく、ちゃんとした人を毎回切ってしまう方

あとから振り返って
「なんであの人を終わらせたんだろう」と苦しむんですよね

そのが過去に終了してきたお相手には共通点がありました。
誠実。
安定している。
将来の話を避けない。
気持ちをちゃんと言葉にしてくれる。
本来なら、結婚相手としては安心材料です

でも、その方にとっては、それが重く感じられていたんです。
「この人はちゃんとしている。だから私もちゃんと返さなきゃ」
と、自分で自分を追い込んでいました。

面談で整理していく中で、その方が
私は、雑に扱われる方が安心していたのかもしれません。
ちゃんとしてくれる人の前だと、自分の弱さが見えてしまって苦しいです

とおっしゃった時、すごく大きな転機だと感じました。

そこで初めて、相手を選び間違えていただけではなく、安心の感じ方そのものに偏りがあるかもしれないと見えてきました。

そのあと、その方は相手に全部を話すのではなく、
「私は少し慎重に仲良くなるタイプです」
「距離が縮まると戸惑うことがあります」

と、小さく伝える練習を始めました!

すると見えるものが変わるんです。
急かす人。
待てる人。
受け止めようとする人。

良い人かどうかだけでなく、自分の怖さをどう扱う人か
が見えてくるようになります!

良い人を切る前にやってほしいこと

1.気持ちではなく、反応を記録する

もう無理で終わらせないことが大切です!

会う前はどうだったか。
・会っている時はどうだったか。
・帰宅後はどうだったか。
・LINEが来た時はどうだったか。
・真剣交際の話題が出た時はどうだったか。


この5つだけでも分けて見ると、かなり違います!

相手が無理なのか、その場面が無理なのかが見えてくるんですよね!

2.相手に、小さく自己開示する

いきなり大きな話をしなくて大丈夫です。
でも、何も言わずに急に距離を取ると、関係は壊れやすいです。

たとえば、
・私は少し慎重に仲良くなるタイプです
・急に距離が縮まると戸惑うことがあります
・会うことは前向きですが、少しずつ進められると安心します

このくらいで十分です!

大事なのは、完璧に説明することではなく、少しだけ見せることです。

3.仲人を、判定者ではなく安全基地として使う

仲人に言うと進められそうで怖い、と思う方もいます。

でも本来、仲人は追い込む人ではなく、整理を手伝う人であるべきです。

IBJでも、仮交際の振り返りをレポートし、担当カウンセラーに共有することで、自分の気持ちを客観的に整理しながらサポートを受ける流れが案内されています。
苦しい時ほど、この仕組みを判定の場ではなく整理の場として使ってほしいです

「進むか終わるか、今すぐ決めてください」ではなく、
『何が怖いのか一緒に見ましょう』から始められるかどうか。
そこがすごく大事です。

相談所選びで見てほしいのは、成婚率の数字だけではありません!

苦しい時に、ただ励ますだけなのか。
ただ切らせるだけなのか。
それとも、反応の正体を一緒に見てくれるのか。

この違いは大きいです。

marriage proが大事にしている支え方

私たちは、苦しくなっている会員様にでも良い人なんだから頑張ってくださいとは言いません!

それを言われると、頑張れない自分をさらに責めてしまう方がいるからです

逆に、そんなに苦しいなら終了ですねと早く結論づけるのも違います。

本当に必要なのは、切るか進むかの前に、その苦しさがどこから来ているのかを見ることです。

相手が境界線を越えてくるから苦しいのか。
進む速度が早すぎるから苦しいのか。
好かれることそのものが怖いのか。
結婚相手として見られると急に息が詰まるのか。

ここを雑にまとめないことが大事です!

IBJの成婚白書2024では、交際およそ150日で6割以上、200日以内に約9割が成婚退会していると示されています。

相談所の婚活には確かにテンポがあります。だからこそ私たちは、そのテンポに会員様の心を無理やり合わせるのではなく、心の整理を手伝いながら進めることを大事にしています!

3ヶ月ルールはあります。
でも、ルールがあることと、気持ちを置き去りにして急がせることは別なんです!

必要なら速度を落とす。
必要なら自己開示の言葉を一緒に作る。
必要なら、交際終了の前に「いま何に反応しているか」を見直す。
それが私たちの支え方です!

良い人なのに無理になる時に、いちばん伝えたいこと

良い人なのに苦しい。
誠実な相手ほど逃げたくなる。
真剣交際が近づくほど、なぜか気持ちが冷えてしまう。

それは、あなたが結婚に向いていない証拠ではありません。
ただ、愛着の不安が強く出る進み方になっているのかもしれません。

婚活に必要なのは、根性だけではありません。
ペースの設計。
距離の設計。
言葉の設計。
支え方の設計です。

marriage proは、20代30代専門の新宿の結婚相談所として、
ただ早く成婚させることではなく、
親密さが怖い方でも、安心を育てながら結婚に向かえる婚活を大切にしています。

愛着障害で良い人が無理になる。
その苦しさは、雑に励まされるより、丁寧に扱われるべき悩みです。
私たちは、その前提で向き合っています。

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