
東京・新宿の結婚相談所「婚活サロンmarriage pro(マリッジプロ)」です。
※【IBJ AWARD2021&2022&2023&2024&2025】受賞結婚相談所
今回は「女性の愛嬌」を解説します。
目次
「愛嬌がない」と言われて傷つくのは当然です
仕事評価と婚活評価が噛み合わない理由
まず大前提として、婚活がつらくなる理由はとても明確です。
それは、仕事で評価されてきた軸と、婚活で評価される軸が大きく違うからです。
仕事では
・論理的
・冷静
・感情に流されない
・責任感がある
こうした点が「信頼できる人」として高く評価されますよね。
一方で、婚活の初期段階では
「正しいかどうか」
よりも
「一緒にいて安心できるか」
が最優先で見られます。
つまり、あなたが今まで積み上げてきた強みが否定されているのではありません。
評価される順番が違う場所に来ているだけなのです。
「可愛げ」という言葉が人格否定に聞こえる正体
「愛嬌がない」
「可愛げがない」
この言葉がここまで心に刺さるのは理由があります。
具体的な行動ではなく、
人格・雰囲気・生き方そのものを否定されたように聞こえてしまうからです。
さらに厄介なのは、
・何を直せばいいのか分からない
・正解が人によって違う
・努力の方向性が見えない
という状態で言われること。
だから
「ありのままの私じゃダメなんですか?」
「自分を偽ってまで結婚する意味はありますか?」
という感情に繋がってしまうのです。
20代後半女性が一番疲弊しやすい構造
20代後半の女性が一番つらいのは、
「まだ若いのに決まらない」という無言の圧です。
周囲からは
「その年齢ならすぐ結婚できるでしょ」
と言われる一方で、現実ではお断りが続く。
そのギャップが
「私に何か致命的な欠陥があるのでは」
という自己否定に繋がってしまいます。
でもこれは能力不足ではありません。
婚活特有の評価軸を、まだ言語化できていないだけです。
仲人が言う「愛嬌」の正体をはっきりさせます
愛嬌は性格でも才能でもありません
ここで、はっきりさせておきたいことがあります。
愛嬌は性格ではありません。
生まれつき明るい人、愛想のいい人だけが持つ才能でもありません。
仲人として多くの会員様を見てきましたが、
もともとクールな方でも、成婚される方はたくさんいます。
愛嬌の正体は「安心してもらえるサイン」
私たち仲人が言う「愛嬌」の正体は、
この人は自分を否定しなさそう、という安心感
です。
男性は想像以上に
・嫌われること
・否定されること
を恐れています。

なので
「ちゃんと聞いてもらえた」
「否定されなかった」
この体験があると、一気に距離が縮まります。
なぜ愛嬌がある人は欠点を超えられるのか
仲人として見てきて感じるのは、
多少の条件差は居心地の良さで簡単に逆転するということです。
年収や年齢、条件が少し劣っていても
「また会いたい」と思わせた方が選ばれます。
それが、婚活における愛嬌の力です。
愛嬌は「後付け装備」です【実践編】
目指すのは“愛嬌のある人”ではなく“減点されない人”
多くの方が誤解していますが、
いきなり「愛嬌のある女性」を目指す必要はありません。
まずは
「感じが悪い」と誤解されないこと
これだけで婚活はかなり楽になります。
加点ではなく、減点を防ぐ。
これが現実的な戦略です。
性格を変えようとすると失敗する理由
「性格を変えよう」とすると、
どうしても無理が出ます。
不自然になり、疲れ、続かなくなる。
結果的に婚活そのものが嫌になってしまいます。
私たちは
行動を一つ足すだけ
という方法を勧めています。
装備①:句読点笑顔
会話中ずっと笑う必要はありません。
相手が話し終えた瞬間、
1秒だけ口角を上げる。
それだけで十分です。

これだけで「冷たい」「怖い」という印象はほぼ消えます。
装備②:名前呼びスキル
会話中に、相手の名前を一度入れてください。
「○○さんはどう思いますか?」
この一言だけで、安心感が生まれます。
装備③:評価ではなく感想を伝える
「すごいですね」と評価する必要はありません。
「そういう考え方、安心します」
「それを大事にしているの、素敵ですね」
感想で十分です。
デートで疲れない愛嬌の使い方
頑張らない日の方が好印象な理由
実は一番好印象なのは、
頑張っていない日のあなたです。
盛り上げようとしない方が
「一緒にいて気を遣わなくていい人」
として評価されます。

仲人として見てきた中でも、
本人は「微妙だったかも」と思っている日の方が
男性評価が高いケースは本当に多いです。
無理しているサインに気づく
無理をしていると、必ずサインが出ます。
・家に帰ってどっと疲れる
・会話内容をあまり覚えていない
・反省点ばかり浮かぶ
この状態の時は、
「愛嬌を出そう」としすぎています。
「楽しかったです」は最強の一言
デートの終わりに何を言えばいいか分からない、
という相談はとても多いです。
でも答えはシンプルです。
「今日は楽しかったです」
理由はいりません。
この一言は
「あなたとの時間を肯定しています」
という最大級の愛嬌になります。
むかつく仲人 アドバイスの処理方法
人格評価に変換しない
仲人の言葉を、人格否定として受け取らないでください。
あくまで
「今のやり方だと、こう見えた」
という婚活市場の話です。
必ず具体化させる
抽象的なアドバイスは、そのまま受け取らなくて大丈夫です。
「どの場面ですか?」
「一つ直すならどこですか?」
ここまで聞いてください。
仲人は使っていい存在
仲人は絶対的な存在ではありません。
使える部分だけ、使えばいい。
それで十分です。

婚活疲れを防ぐ8割主義
100点を目指すと壊れる
婚活が長期化する人ほど、真面目です。
でも婚活はテストではありません。
100点を狙うと、心が先に壊れます。
60〜70点で合格という考え方
私たちは会員さんに
60〜70点で進んでいい、と伝えています。
違和感がなければOK。
ときめきは後から育ちます。
婚活以外の自分を守る
婚活だけが自分の評価軸になると、
一つの結果で全部が揺らぎます。
仕事、趣味、友人、家族。
婚活と切り離された居場所を必ず持ってください。
ここまで読んでくださったあなたへ
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
もし今あなたが、
「変わらなきゃいけないのかな」
「このままの自分じゃダメなのかな」
そんなふうに感じていたとしたら、まずこれだけは伝えさせてください。
あなたは、ダメなのではありません。
ただ、婚活という特殊な場所での“整え方”を、まだ知らなかっただけです。
私たちの無料相談でやっているのは、
説教でも、ダメ出しでもありません。
今のあなたが
・どこで誤解されやすいのか
・どこは変えなくていいのか
・どこを一つ整えると一番楽になるのか
それを一緒に整理することです。
「愛嬌を出せ」と言われて苦しくなった方ほど、
一度、第三者の視点を入れてみてほしいと思っています。
性格を変える必要はありません。
後付けできる装備だけ、一緒に選べばいいのです。
もちろん、無料相談を受けたからといって
今すぐ何かを決める必要はありません。
「今のままでいいのか」
「少し整えた方がいいのか」
それを確認する場として使ってください。
もしこの記事を読んで、
「ここなら否定されなさそう」
「一度話してみてもいいかも」
そう感じたなら、それだけで十分です。
「この記事を読んで」と一言添えていただければ大丈夫です。
一人で抱えなくていい場所で、お待ちしています。





